オクターヴ(旧:∞eight号)

すばる、スバラジ(じ)、ハーモニカ、エイト、亮ちゃん、ロッケンローな日々をぼちぼち書き記していくブログです。

NEOLAND の渋谷すばる

12月26日、福岡市民会館で見てきました。

8月にある予定が延期されての公演。

AJICOザ・クロマニヨンズ渋谷すばるの3組によるプチフェス的な対バンでした。

 

AJICOに続いて二番手に登場のすばるくん。

圧倒的な声量のUA、熟練のメンバーのゴージャスな音が会場を包み込んだ余韻冷めやらぬ後。(私も初めての生ベンジーとTOKIE さんに大興奮でした!)

 

ステージのセットチェンジがすごい勢いで行われて。すばるスタッフブルゾンのみなさんが、次々と機材を配置する様子をつぶさに拝見出来ました。

すばるくんのハーモニカは2本見えました。マイクはグリーンバレットかな。アンプはフェンダーかと。(20列目あたりからの双眼鏡による)

ギターは三味線みたいな黒のスタインバーガー。何の曲するのか予想つかずです。

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(画像、公式より。これはAJICOのセットかな)

 

舞台暗くなって下手から登場。

ちょっと背中を丸めて歩いて、途中から声援に応えるように両手を上げて、わやわや動かしながら中央へ進み。ハーモニカとマイクを手に取りセンターへ。

左足前にガバッと開いて腰を落としたらハーモニカ一発。

 

1曲目はハーモニカのリズミカルなリフからの

 

公園行こう人間ダァぁぁ!!

(ワレワレハニンゲンダ)

 

第一声は声量、気合い十分。

そこにホッとする。

お客さんの前でホールで歌うのはほぼ2年ぶり?野外の大阪からでも1年弱。

しかもビッグネームとの対バンでビビってるんじゃ?とチラッとでも思ってごめんなさい!

それにしょっぱなコレ来たか!

クロマニヨンズファンの多く残る前で、ニンゲンニンゲンコールの入る(客席からはないけども)曲。クロマニヨンストンプを想起せずにいられないやつ。

勇気あるなぁ。りんりんだなぁ。とニヤニヤが止まりませんでした私。

曲の合間に入るハーモニカも気合い入ってるのが分かる。

 

2曲目はやっぱりハーモニカから。

ブッとい木が倒れてる〜

画面の中泣いている〜

ギリギリ ギリギリ

あばれだすあばれだす

(BUTT)

 

これまたクロマニヨンズを彷彿とさせるナンバー。ギリギリガガンガンのギリですか?と。

歌うときはマイクに向かって仁王立ち、目をカッ開いて挑むような感じ。

頭を振って髪がバサッとしながら、腰を落としてハーモニカを咥えて吹く。

短めの曲でさっぱりした終わり方。

 

3曲目は

俺には分かるぜ〜痛いくらいに〜

俺には分かるぜ〜お前の気持ちが〜

(たかぶる)

ストレートなシンプルなロックンロール。

間奏でまたハーモニカ。

最後の方

 

誰だって誰かの理想を生きられねぇ

 

のシャウトがめっちゃ声張ってて良かったです。ここにこの歌の芯があるよなぁ。

 

もうね、ぶつけてきたなーっていう感じでした。

どうも、ヒロト大好きでご存知の方も多いかと思います、渋谷すばるです!っていう始まり方。

ヒロトのコピーやってんだろとお思いの皆さま、こんにちは!っていうような。

どうですか、初めての渋谷すばるは。想像した通りですか?

みたいな。

そんなみなさんの期待にお応えしましょう、の3曲かなと思いました。

 

バンドのメンバーは、ベースが初めましての金髪の元気な方(安達貴史氏)。キーボードも新しい方(ツタナオヒコ氏)。健太さんより少しおじさま。ギターは安定の史朗さん。ドラムはガタイのいいMASUO さん。ゴリゴリの男性ばかりのメンバーになりました。

そこがまた何というか、ヒロトのコピーをやってるのかなと思わせてしまうのかもな、と。

でもそんなこと百も承知でやってる感じがしました。

だって好きな人から影響受けて当たり前でしょ、好きなんだもん。って。

真似じゃなくてルーツなんだもん、仕方ねーだろ。みたいな。ある種潔さがありました。

そこはクロマニヨンズファンにも伝わったんじゃないかな。音楽を、ロックを愛するファンの皆さまに。

ん、そっか。ヒロトマーシーザ・クロマニヨンズはカッコいいもんね、分かるよ君の気持ちは。みたいに。

そんな空気を感じました。

 

 

そこからは、柔らかいハーモニカのフレーズと声、優しい曲調に変わってのラブソングに聞こえる

パクチーの歌、もとい、

(来ないで)

 

こんな曲も歌うのか、と。

ちょっと変化をつけてきたところかな。

スタンドマイクに歌いながら左手にハーモニカ、右手にグリーンバレットのコードを持ってブラーんと下に垂らしてユラユラさせてました。

と思いきや、この日初めてギターを持ち。

 

爆音浴びたい爆音浴びたい

(爆音)

途中から客席に向けてライトが当たる中、結構な数のお客さんが腕を上げリズミカルに動かしているのが見えて、すばるファンがこれだけ来てるんだなと分かりました。

ベースの彼が煽ってたのもあるかな。

すごい元気な勢いあるプレイでした、彼。

 

そして挨拶、メンバー紹介。名前と担当のみあっさりと。

史朗さんがアコギに持ち替え。

 

一日中レコード聴いていた

(レコード)

 

つぶやくような歌い出しとレコード愛を素直な歌詞で歌う曲。

ここらへんから、しっかりすばるくんのカラーを出して来たなという感じでした。

 

次がファンキーな急激な気温差と温度差の曲。

(きになる)

早口言葉のような同じ歌詞の繰り返しが楽しい。言葉遊びの歌という感じで、客席もノっていました。

 

そしてシンとした中、声だけの始まり。

あの時どこか見たような

(塊)

 

この歌い出しがめっちゃ声が大きくて、響き渡って良かった!

今までの映像で見てたやつの何倍も良かったです。刺さって来るなーって。

すばるくんの真骨頂。

こんないい歌だったんだと改めて思いました。

 

史朗さんが白黒のリッケンバッカーに持ち替えて。何の曲かなぁと考えていたら、前奏のすばるくんのハーモニカで分かりました。

白いスカートが風に揺れる歌。

(風のうた)

 

ここでも左手にハーモニカ、右手にグリーンバレットのコードを持ち、ぷらんとさせていました。間奏が近づくと、何回もマイクをハーモニカに近づけては離し、を繰り返していたので、緊張してるのか無意識なのかどっちかなぁと微笑ましく思いながら見ていました。

 

そして聴いたことのない曲。

ラップのように始まり。うん、ラップなんだろうなぁあれは。喋ってるような語りのような始まりで。

そのあとハードなロックに変わって。

あの世で一緒に踊ろう、みたいな歌詞

決して暗いネガティブな歌ではなくて。

とてもノリの良い曲。

私の中では、この日いちばんでした。

タイトルは何でしょうね。

この曲が最後でした。

全部で10曲。

 

ファーストアルバム「二歳」から3曲。

ワレワレハニンゲンダ

来ないで

爆音

 

セカンドアルバム「NEED」からも3曲。

BUTT

たかぶる

風のうた

 

サードアルバム「2021」からも3曲。

レコード

きになる

 

そして新曲。

 

という非常にバランスの取れた、よく考えられた曲順のライブだったと思います。

やっぱりステージでの自分の魅せ方がすごく上手だなぁと。改めて思いました。ホントに。

 

 

この後のザ・クロマニヨンズはまたもう最高に楽しいライブでした。こちらから声は出せないながら、拳を突き上げ身体を揺らして自由に楽しむ事に慣れたファンに囲まれて、思いのままに楽しんで来ました。

 

ヒロトが途中で、「じゃあ次の曲やります」と言って、「あ、ハーモニカ忘れた」とアンプの方に取りに行きながら

「ハーモニカはさっき渋谷すばるくんが腹いっぱい吹いたから、ボクはもうええか?」

ってチャーミングに言うもんだから、

いやいや、ヒロトも吹いてー!!

の拍手の中に、すばるくんへの温かい気遣いをありがとうの感謝の拍手も混ざっていたように感じました。

ヒロトのハーモニカも超絶カッコよかったです。

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3組の大好きな音を目一杯浴びて、この上なく幸せな時間でした。

カメラも回っていて、CSで放映されるとのこと。たくさんの人が見ることができるって素晴らしいですね!

(私の記憶違いが明らかになるかもしれないけど。その時はすみません)

 

 

久しぶりに文章書きました。

読みづらい所もあったかもです。

少しでも伝わったらいいな。

 

すばるくん、しっかり準備して来てくれてありがとう。ハーモニカたくさん吹いてくれて、お腹いっぱいでした。

スタッフの皆さまもあの極寒の日の福岡、お疲れ様でした。

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