オクターヴ(旧:∞eight号)

すばる、スバラジ(じ)、ハーモニカ、エイト、亮ちゃん、ロッケンローな日々をぼちぼち書き記していくブログです。

スバラジ 20170617〜「生きろ」制作エピソード

通常盤のみ収録の「生きろ」
作詞作曲編曲・渋谷すばる

のクレジットがされているこの曲。
その制作にあたって、この曲がアルバムに入ることになったいきさつから、曲の肉付けの過程、メンバーによる(!)レコーディングの様子、そのあとのミックスダウンのこだわりのユニークな音作りまでの全部、すばるくん本人の言葉で話してくれました。
雑誌の取材等でもあまり話していない内容とのことで、必聴。


いやもう、聴いててすごい楽しかった!
そして書き起こしながらも、めっちゃ楽しかったです。
いろんなところに音源も上がっているようですので、実際聞かれてみることをおすすめします。
これはファンとして自分のために、ぜひとも文字に残しておきたいエピソードだったので文字起ししました。
(ちょっと長いです)






ぃよしっ!
4秒、5秒、初めて言います
ストップウォッチ押して


すごいなぁ・・
めっちゃDJじゃないっすか?


はっはっはっはっは
さ、そんなわけで6月17日ということで
アルバムーも、間もなくリリース迫って来ておりますということで
先週、先々週ぐらいからちょろっと言ったと思いますが
えー・・ね、この「ジャム」というアルバムで
ボク、2曲作らしていただいてるんですけども
まぁ、その自分のやった曲は、このスバラジで初解禁したいな、というような事を言ったので
えー・・今週と、来週と
その2曲、1曲ずつ
番組のどこかで聴いていただこうと思っているんですが


6月はすごいすね、結構アルバム特集やってる感じで

まぁこの、久々のアルバム、1年7か月ぶりというのももちろんあるんですが
ま、特にこのメンバーももちろんそうやし
レコード会社含め周りの関ジャニスタッフもみんな一丸となって今
“何とかこれ、頑張ろう”ってやってるとこですから

という事なんですが、今週はま、ちょっと言っちゃいますが
えー、まずは「生きろ」という曲をどっかでかけますんで
ということなんですけど
ちょっとこの曲
ま、なかなかボク、ホンマそのそれこそ色んな音楽誌なんなりのインタビューでもあんまりしゃべらないようなことを
やっぱせっかくなんでなんか、曲について喋ってみようかな、なんて思うんですが


この曲はですねー
まぁまぁ、アルバム出そうとなって
もう、ホントいっちばん初期の段階の打ち合わせといいいますか
曲、まずどうする?みたいな
アルバムの
もうそれこそ「ジャム」っていうタイトルなんて全然生まれる前に
どういうアルバムにしますか?みたいな打ち合わせしてて

えー・・で、まぁまぁ・・楽曲提供とか、も含めて
誰かにやってもらうなら誰にする?とか
まだホンマの「0(ゼロ)レベルの」打ち合わせの段階で

あとー・・メンバーからも、なんか作る、作ってる曲とかなんかあったら、みたいな話があったんで
で、その時点で、ボク、この「生きろ」に関しては
曲はもう出来てたんですよね
だいぶ前に
それはアルバム用といいますか
何ってなく
ま、曲は、常に何かしら作ってはいるんですけど
別にその”何用”とかってやって作ってなくて

あのー、で、たまたまその打ち合わせをしてて
で、まぁまぁその前に出来上がってたその曲なんですけど
まだ作ってる段階で
あ、これなんか7人で演奏、バンド演奏してる絵がパッと見えたんで
別になんに使う使わへん関係なく
普通にそれぞれの楽器入れていって作ってたんですね
7人の、なんかイメージで


それがあったんで
「あの、ボクちょっと1曲あるんですけど」という
「7人で、まぁ、バンドのイメージの曲なんですけど」っていう事で
1曲ありますってゆって
まぁ、それやることになったんですけど
だからこのアルバム用に、新たに1曲作りますっていうのでは
ちょっとタイム感的には
曲としては既に出来ていたものではあるな、という


で、これもなんかね
普通にオレ家でメシ食ってて
ほんで、いっちばんどアタマの始まりが
このアタマのメロディーがあるんですけど
そこがパッと出たんですよね
それが歌詞とメロディーがいきなりパッと出てきたから


歌詞も一緒に?

そうなんすよ
で、そう
この「ひろがる、ひろがる」の2行か
が、バーッと出たんで

結構あるんすけどそういう事
だから普通にメシ食ってたけどもうパッて止めて
とりあえずあのー、パソコンの前行って
とりあえずそこの部分だけ、バーッと録るだけ録って
で、出たんで、そっからなんか徐々に形にして行った、みたいなことで出来上がっていった曲で


で、まぁ詞に関しては
そっからですよね
詞に関しては
詞はまだ全然出来てなかったんで
詞ぃはもう、レコーディング直前というか、に書いた
詞ぃーに関しては、タイム感がまぁ、そのままアルバムのタイム感の詞かなという感じなんですけど


すっごい直球のタイトルじゃないですか?

そうなんすよ・・・
ま、「生きてください」というのもおかしいし
あえてこの「生きろ」というような事だったりとか
まぁ丸裸の言葉なんですけど、歌詞も
だから今の関ジャニ
7人がなんかそういう、えー・・ねぇ?
なんか、どストレートなメッセージを思っきりぶつけて行くのもなんか
物凄く力強くていいのかな、なんていう思いもあったりとか、したんすけど
まぁでもなんか詞の世界、ストーリー的には
こういうなんか、まぁまぁ、「なんもなくてもいいけど頑張って生きろよ」みたいなこと、なんすけど


これをなんかやっぱり
今の若いやつらとか見てても
まぁ僕ら若いお客さんとか多かったりするから
えー・・そうじゃない方も!もちろんたくさんいらっしゃるんですけど

(はい、そうじゃない方ですよ・笑))

でもファンの方以外にも最近の若いやつらを見ててもなんかこう
いろんな物事が溢れ過ぎてて
なんか逆に何にもしてへんやつが多かったりすんのかな、みたいな
ボクの漠然としたイメージなんですけど
だからー・・なんかやりたいことが、何していいか分かれへんみたいな
んー、いや別にそれはいいと思うんですよね、僕は
やりたいことなんて別に、これだ!って

やりながら見つかることだってありますからね

そうそうそう
だから一番イヤなのはやっぱり
何もせぇへんっていう?なんか無関心とか何か諦めとか
なんかそういうふうにはなってほしくないな、っていう思いがずっとありまして

っていうのは、自分が結構そうやったから
若いうちからもう
「別にオレのことなんて誰も分かってくれへんでええわー」って
あのー、とんがってやって来てたりしてた自分がいるんで
でも結局、ボクもそんな時に
ま、中学んときに初めてブルーハーツ聞いて
「うわぁー」って衝撃受けて、そっからもう
例えば僕がそれぐらいの時に
あのー、なんやろな
僕はもうブルーハーツとかヒロトマーシーの曲に何回も助けられたんですけども
そん時になんかヒロトが「生きろ」って言ってくれたらもっとなんかオレも
ものすごい救われたやろうなーとかって思うと
(たぶん、「生きろ」って言ってくれたから、ものすごい救われたんだろうなー、と言いたかったのかなと思う。言っている意味はこっちのようですので。ザ・クロマニヨンズの「エイトビート」とかもかな)

なんか今のやつらにも
なんかそういうののきっかけのいっこにでもなれたら、すごい事なのかなーっていう思いもありつつですね

でも今やから言えることってあるやないですか?

ですね

たぶん10代の時に曲作って「生きろ」ってゆったら「ん?」ってちょっとリアル感がなかったりとかするけど

そうですねー
説得力もあんまりなかったり
今の僕らの年代の、30代半ばとかに入ってきた人間のなんかゆえる事の、なんかいっこでもあるかなという思いもありつつですね

今ってこういう「生きろ」じゃなくって
「生きてください、みんなで一緒に頑張りましょう」的なやつが多いじゃないですか

まぁまぁそうですねー
まぁ別に、中身はねぇ、言い方は違うだけで一緒かもしれないですけど
あえてやっぱりこのどストレートな「生きろ」って
まぁまぁ命令口調なのかもしれないですけど
そういう言い方をあえてしたかったというか、ね
うーん・・・
しっかりこうやって“言いきる”っていうことは
自分らにも責任があるわけで
っていうなんかこう・・そういう
音楽も含めて
そういう姿を見ていただきたいなという思いもあったりとかですね

いいっすね

そういう思いで出来た曲やったりしますね


で、レコーディングは
もう、ひとりひとり
だからこの曲に関しては
もうメンバー7人の音しか入ってないですよね
もちろんそんな、打ち込みも一切使ってないし

今回はちょっと作り方とか変わったんですか?

レコーディングすか?
は、えーと、まずデモで僕がプリプロまで作ったのをメンバーに渡して
で、あのもうなんか別にプレイ的には
最低限のコード感だけで
あのー・・デモ投げて、みんなに
後は好きなようにやってくれ、と
それは

で、だから楽器録りから始まって
ひとりひとり録っていったんですけど
まぁー、みんな考えてきてくれてたんですよ
それがものすごい嬉しくて
ホンマそれぞれがそれぞれなりに考えてきてくれてたんで
すごいなんか曲が一気に変わったんですよね
あー・・うん

最初のデモバージョンと?

全っ然違いますね!
ホンマに
だからすっごい嬉しかったし
レコーディングしてても楽しかったしね

それがバンドのいい形ですよね

そうそうそう、ホンマに相乗効果でどんどんどんどん曲が出来ていったから
あーすげぇなぁと思って
で、やっぱ分かりやすく曲を変えてくれたんはヤスのギターかなぁ・・
あとやっぱ、マルとオークラ、ベースとドラムはなんかしっかりその辺は
汲みとってなんかやってくれてたっていうのは、なんかすごい感じたし
ヤスのギターはマジちょっと発明的でしたね、今回は
すごい曲をなんか一気に広げてくれたプレイをしてくれたんで
やっぱすげぇなギタリストって、っていう感じもあったりとか

まぁそんな、だから、で
えー、レコーディング終わって
後はもうこっからなんですけど
レコーディング終わってからなんすけど
やっぱ勝負は

(ほうほうほう・・・)

だから結構エンジニアとふたりで
それこそもう、バスドラの音作りから始めて
えー・・あとやっぱ一番こだわったのは
やっぱ音の配置ですよね

普通に、なことをしたくなかったから
普通やったらギターみぎひだり振って
で、ちょっとリズムがこうあってー
っていう作り方をするんですけど
それをやっちゃうと
メンバー、俺らが演奏した、オレが作った意味がないと思って
今回ホンマにちょっと思いつきでやってみたんすけど

えっと、ライブの立ち位置って僕らあるんですよ
バンドの
その立ち位置通りに全部音、置いてみたんですよね
だからベースは左からしか聞こえないんですよ

はい
で、ボーカルも、その人の声はもちろんそっからしか聞こえない
だから立ち位置の順番に
ドラムはもう真ん中に音は置いて
で、ヤスと亮はこっち、右にいて
ってみたいにちょっと立ち位置通りに置いたら
まぁちょっと斬新な面白い曲になって

なんかでもそれぞれがちゃんと立ってて
誰の声がなんか聞こえやすいとか、そうじゃなく
ちゃんと7人(ななにん)のキャラがちゃんと沸き立ってるから
あ、これってやっぱ
これが関ジャニっぽい音やな、と思って、なんか
すごいこれは満足してるんですよね、僕的には

これはちょっと、いいヘッドフォンで聴きたいですねー

んはっ・・

すっごい難しいことやってますね
意外とその定位ってないじゃないですか?


だからプロのエンジニアさんにもう、お任せしちゃうと
いわゆるもう


普通のギターがここでとか

いやほどありふれた曲の配置になるから
それをやっちゃうと
せっかくレコーディングした意味がないなと思って


温度差なくていいですもんね

そうなんですよ
オレらがやった意味をちゃんとやっぱり音に表現するっていうのはやっぱり
配置は大事ですよねー


攻めるなー、むっちゃ攻めるなー

結構今回はがっつりもうスタジオに

へぇー、じゃあ楽しみじゃないですか、これ

いましたねぇ・・
いや、そうなんですよ

そうそうそうそう

まさかの初オンエア

だからそうそう、そんな曲をちょっと今日はオンエア
あの、どっかでかけますんで
ちょっとぜひみなさん、最後まで楽しみに聴いていただきたいと思います


来週はもう1曲の方を、ちょっとがっつりお話しようかなーなんて思ってるんで
楽しみにしていただきたいです

さぁ!じゃあタイトルコール行きましょう!


(タイトルコール)
→これはこだわりの打ち込みに生ハーモニカ

さ、始まりましたスバラジでございますが
そんなわけで
えーニューアルバム「ジャム」!
6月28日、もうすぐですね
28日にリリースになりますんで
みなさんもう少し楽しみに待っていただけたらなーと思いますが
そんなニューアルバムからじゃあ1曲目聴いていただきましょう
岡崎体育くんにいただいた曲でございます
関ジャニ∞で「えげつない」



うーん、なるほどねー。こだわりの音作り。
お金があるからこそできる、させてもらえる贅沢とも言えるなー。
いいのよ、資金豊富なんだから!支えるよ、私たちが(笑)
だからこれからもリアルな音を聞かせてくれー!


そして番組の最後に曲がワンコーラス流れました。
曲後のコメントも少し。


さ、どうでしたか?
曲、「生きろ」
まぁまぁ、この音の定位置が、配置がね、ちょっと面白かったりもするんでね
横の並びは何となく分かったと思うけど
タテの感じ
例えば、ヨコの声とオレの声の位置関係とかも気にして聴くとちょっとおもろいかもしれない
やっぱりオレよりヨコの方が後ろやから、立ち位置
バンドの時は
その辺もちゃんと再現されてるからねー
ちょっと面白いと思いますよ



確かに!
すばるくんの後方から、ヨコちょのトランペットの音が鳴っているというのは分かりました。
ちゃんとフルサイズで聴きたいですね、早く。

で、そのー・・
例えとして、タテの感じを”ヨコ”(横山さん)で説明するの、分かりづらいっす!(笑)


6月28日リリース、関ジャニ∞のニューアルバム「ジャム」
通常盤、早く聴きたいです!